ピアノと発音の共通点
発音のレッスンを受ける前、私はまるで単語の数だけ発音記号があるような感覚をもっていました。
母音も子音の発音記号も膨大な数があり、上達するためには、それこそ無限大にしなければならないことがあるんだと考えていました。(そして途方にくれていました・・・。)
レッスンを受けて、そうではないことが分かりました。
押さえればいい母音の発音も子音の発音も、わずかなもので、それをひとつずつ体得していくと、つぎのステップが見え・・
という具合に、すすんでいける道筋があるんだとわかってちょっとほっとしたことを覚えています。
発音とピアノはちょっと似ているな、と思います。
ピアノの基本は ドレミファソラシド の8つの音でメロディーをつくります。
かえるの歌も、学校の校歌も、ショパンも、基本は全部ドレミファソラシド。
早く弾いたり、ゆっくりになったり、半音あがったり、リズムがかわったり
そうやって一つ一つの曲が出来上がっていきます。
発音も、母音や子音の基本的な音があり、
その音の発音の仕方は決まっていて、
それが組み合わさって単語や文章ができていきます。
基本の形があり、
さらに強く発音するところ、ゆるめるところ、くっつくところ・・を調節することで
より自然に生き生きとした言葉になっていきます。
ピアノを習い始めたころ、8つの音で、今まであこがれたいろいろな曲
が弾けることに気が付き、うれしくて、うれしくて、一日中、アニメの主題歌や、童謡などを
弾いていたことを思い出します。音の位置をたしかめながら、ゆっくり、ゆっくり、
一つずつ音をだしていくので、上手には弾けませんでしたが、
それでも自分であこがれのメロディーが弾けることは、大きな感動でした。
発音のレッスンが進み、基本の音が終わった時もそんな気持ちを覚えました。
自分のなかにある音で、辞書に載っている色んな単語が発音できる!
そんな自分がうれしくて、辞書をバラバラと開けて、止まったところの単語を読んで見る・・
なんていうことを繰り返していました。
(何十年かたってもすることは一緒ですね・・笑・・)
ピアノも発音も、基本の音を手に入れると、できることも、先に見えるものも、ぐーんと広がります!!
英語発音インストラクター 日野ゆう子
京都・滋賀 話す・聞くが楽になる英語発音レッスン
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