Repeat after meだけの英語発音練習ですっきりしないのはなぜ?

こんにちは!日野ゆう子です。

先日レッスンをしていた時のこと、生徒さんが『この「Wood」が伝わらずネイティブの先生と30分くらい練習をしていたことがあったんです。こう発音するとよかったんですね!』と過去の経験をお話してくださいました。

こういった経験をお持ちの方はとても多いです。(私自身も経験があります^^;)

発音をし直してほしいとネイティブの先生にお伝えして、一緒に練習。いくつか言ったうちの単語の一つの発音が違うということになり、結局その1つの単語の修正だけでその日のレッスンが終了してしまう・・という具合です。

 

 

 

 

 

 

レッスンはこのように進んでいきます。

例えばhealthyという単語。

単語の音が違うと指摘される。→ 先生がお手本の音を聞かせてくれる。 → 真似してみる。→うまく真似できない。→ もう一度先生がお手本の音を聞かせてくれる。(今度はゆっくり口を動かして見せてくれる。)→ 真似してみる。→ 音が出ない。 → もう一度先生が言ってくれる。→ (何とか見よう見まねで真似してみるが)真似できない。 → もう一度先生が言ってくれる。 → OK!が出る。(OKは出たけれど、実際どこがよくてOKか、言った本人はピンと来ていない。)→ 今度は一人で言ってみる。→(さっきどこが良かったのかわからないままだったので)また音が出ない。→もう一度先生が言ってくれる・・・・

ネイティブスピーカーの先生も、一生懸命教えてくださるのです。そして生徒さんも一生懸命その音を言えるようになりたいと一くりかえし練習をしています。

どちらも全力を尽くしているのですが、なかなか音が出ない、または出来たとしても再現できない、結局単語1つの練習で時間が来てしまい、何となくすっきりしないままレッスン終了になってしまった。

1つの単語の練習だけで何十分もかかってしまった・・単語の数は何千もあるのにこんなことではこの先どうなるんだろう・・

このすっきりしない気持ちの原因の一つは、お互い結局どの部分の音に問題があるかわからないまま、フォーカスがさだまらないまま、単語(いくつかの音素が集まってできた塊)の仕上がりを気にしてしまうことにあります

例えば healthy 音の問題はhにあるのかeaにあるのかlにあるのかthの出し方なのかyなのか。どこに問題があるのか分かればその部分にまずフォーカスを置いて練習をすることができます。

lの音に母音が混じってルのように聞こえることが問題の場合。まずはその音の出し方に問題があることに気づく。そしてその音の出し方をいくつかの例で練習すると効率よく学び理解し発音することが出来るようになります

例えば healthy のlが出にくい場合はその音の出し方を練習。tell fell ではlの音がでるか。ちょっと発展 fall やgirlではlの音の出方はどうか。

同じ出し方をするlの例をいくつかあげ、そこにフォーカスを置いて練習することで、healthyの言えるようになるだけでなく、他の単語のlにも応用をきかせて使えるようになります。

thの音に問題がある場合。まずはthの音の出し方の練習。その後 thoughtやbathなどthが出てくる他の音でも練習をするとhealthyのthだけでなく、その他の場面でthが出てきたときに応用が利くようになります。

Repeat after me リピートアフターミー だけで問題が解決しないのは、この分解をせず、全体の仕上がりにのみフォーカスを置いてしまうことが大きな理由の一つです。

ターゲットの単語の仕上がりのみを気にして修正をすると、どの部分の修正が必要なのか、結局何を練習しているのか焦点がぼけ、また焦点がぼけてしまっているからこそ応用も効きません。

教えてもらっているほうも、結局どの部分が良くなくて修正をしているのか自覚が出来ないので、「結局その日の単語1つに時間がかかってしまった・・でも、たぶんこの単語は何とか言えるようになったかな?」というような認識でレッスンを終えて、モヤモヤする結果につながってしまいます。

私は発音を学ぶ前、発音は単語の数だけ無数に別々にあるのだと思っていました。それこそ途方もない数の音を言えるようにならないと英語の発音で話が出来ないのだと思っていました。

実際はそんなことはありません!基本の音素の出し方を習得し、それを組み合わせ、基本的なルールに従って使えるようになると単語・そして文も言えるようになります。

だからこそ、応用をきかすためにも個々の音を身に着けることは最初の重要なステップとなります。

当教室では個々の音素を効率よく習得、実際の英会話で使えるよう英語発音のレッスンを行っております。単語一つ一つを言い直すだけの練習に行き詰まりを感じていらっしゃる方はぜひご相談ください。

京都・四条烏丸・五条新町 英語発音レッスンCEPIO京都教室

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