京都市認定通訳ガイド(京都ビジターズホスト)について調べてみました

こんにちは!日野ゆう子です。

京都市認定通訳ガイド(京都ビジターズホスト)について調べてみました

京都に観光に来られる外国人観光客の方の数はかなり増えていますね。

それに伴いホテルやゲストハウスの建設、外国人向けのツアーの充実や外国語表示の案内やメニューを設置している店舗がどんどんと増加している・・街を歩いてもその変化を肌で感じることが多くなりました。

外国の方に日本を紹介するガイドさんの不足についても言及されています。そんな中登場した京都市の認定通訳ガイドの制度。

今回はこの京都市認定通訳ガイド(京都ビジターズホスト)について調べたことをまとめてみたいと思います。(自治体が発表している詳しい内容についてはこちらをご覧ください。)

ガイド業界に起こった大きな変化

これまで日本では、外国人に通訳をしながら観光ガイドをするにあたって報酬を得るには、通訳案内士という国家資格を取得していなければ違法とされていました。

2018年になって規制緩和がされ、誰でも外国人観光客に向けて有償で観光ガイドを務めることができるようになりました。ガイド業界に大きな変化が起こっているといえます。

京都市通訳ガイド制度の登場

京都市にも変化が訪れました。京都市認定通訳ガイドの制度の登場です。こちらは平成27年から京都市が国の特区制度を活用して立ち上げたガイドの資格です。

京都市認定通訳ガイドは、京都市ビジターズホストとも表現されています。

京都市認定通訳ガイドになるには?

(京都市認定通訳ガイドの対象言語・活動地域・募集定員の詳細はこちらに記述があります。)

今年11月に行われた第4期については下記のようになっていました。
対象言語は英語・中国語・フランス語・スペイン語

活動地域は京都市・宇治市・大津市全域

募集定員は50名程度

日本語を母語とする方の応募資格は下記のようになっていました。
英   語
:TOEIC 730点以上(団体特別受験制度(IP:Institutional Program)のスコアは不可)・実用英語技能検定 凖1級以上・TOEFL iBT 80点以上

中 国 語:中国語検定 2級以上

フランス語:実用フランス語技能検定試験 凖1級以上

スペイン語:スペイン語技能検定2級以上・DELE B2以上

応募用紙は?(もう応募時期は過ぎていますが、第4回の研修申し込み書の内容はこちらから確認していただけます。資格の記入欄や自己PRなど応募するのに必要なことが見えてきます。)

※スコアの証明の添付欄・「証明できるスコアがない方は,自身の語学能力について分かりやすく記入してください。」という欄もあります。

来年度以降の申し込みを検討されている方は先に申し込み書の内容をチェックして、準備や対策をされることをお勧めします。

※こちらは第4期の募集の内容になりますので次回以降変更する可能性もあります。詳しくは京都市のホームページでご確認ください。

審査や研修の進み方は?

書類審査の後、面接審査を経て研修へ。その後ガイドの認定となります。今年度の書類・面接審査通過後の研修は土日に行われるとのことでした。

気になる倍率は?

今年度のものはまだ発表されていませんが応募倍率が7~10倍以上になった年もありました。これからの動向が注目されます。

研修の内容は?

審査に合格をされた方は京都市が開催する研修に参加をし、以下のことを学べます。(今年度)

・通訳案内業務を行う上で必要な接客対応やガイド知識一般的な京都市,宇治市及び大津市の知識等。

基本的なガイドスキル・奥深い観光の専門分野における知識を習得のため「文化財」,「伝統文化」,「食文化」の3科目から1科目以上の受講。

・京都市消防局が実施する上級救命講習

京都市のこれからの観光は?

京都市の観光はこれからどのようなことを目指していこうとしているのでしょうか。

こちらは京都市の門川大作市長が発表された京都市の観光政策についての資料です。(カラー&イラストでとても分かりやすいです。)

京都市と観光の強いつながり、そして全世界のベストシティー部門2年連続1位を受賞うけて、これからどのような市にしていきたいか、観光をさらに発展させ強みにしていこうという意気込みが感じられますね。

どのような仕事をしているの?

すでに認定をされている京都市認定通訳ガイドの方々は京都を訪れる外国人観光客を相手に、京都の歴史や文化、伝統産業に精通した観光ガイドを行っており、外国人観光客から高い評価を得ています。
(ビジターとして活躍されている方々のサイトはこちらです。)

また二条城や京都の迎賓館等の観光地で京都市認定通訳ガイドの方による英語ツアーの開催なども行われているようです。(こちらには第1回の京都市認定通訳ガイドの方によるツアーの内容が掲載されています。)

海外と日本をつなぐ架け橋になるお仕事

京都市認定通訳ガイドにかかわらず、海外の方を相手にガイドを務めるもっとも大きな魅力の一つは、コミュニケーションを図りながら京都市の魅力を伝えていける点だと思います。

「出会った人がその国の印象を決める」とはよく言われる言葉です。

「京都が大好きでその良さを分かってもらいたい!」「出会った方々にすてきな時間を過ごしていただきたい!」そんなガイドさんに出会えたら旅行そのものの思い出が大きく変わると思います。

当たり前のことですが、ただ単に「外国語を話す機会を増やしたい、お客さんは英語を話す&練習する対象」ということではガイドのお仕事は務まりません。

今回色々と調べてみて、そして実際にガイドとして活動をされている素晴らしい方々にお会いする機会を通して、何よりも相手に対する心づかいが必要とされる仕事なのだということがわかりました。

そのうえで、英語を含む外国語を使うお仕事。対象の言葉を使ってのサービスが基本となりますので、ご自身の語学力の向上にもつながる環境だといえます。

ガイドの方の収入は?

京都市認定通訳ガイドとなった多くの方が、無償のボランティアではなく対価を得て仕事をされています。

副業として取り組んでいる人が多いため、ガイド収入の平均は年間72万円ほどということですが、最高額は570万円だったというデータもありますので、取り組み具合によっては収入増の柱となる仕事になると思います。

年齢に関係なくできる仕事

ガイドのお仕事は体力があれば年齢に関係なくできる仕事です。

観光名所を歩いていると60代、70代でガイドをされている方をお見掛けすることがあります。自転車にさっそうと乗って海外のグループの方を連れて案内されている若い方もいらっしゃいます。

観光客の年齢層も多様化しています。旅行者の増加に伴い、それぞれの年齢やニーズに合ったガイドさんが必要とされる時代。体力さえあれば長く働ける環境も魅力の一つです。

今回は注目をされている京都市認定通訳ガイドについて調べてみました。今後活動が注目される資格ですね。

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